シロアリの駆除方法には何がある?主な工法と被害に合わせた対策方法を解説

シロアリ被害を発見したとき、どのような駆除方法があり、自分の家にはどの対策が適しているのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
シロアリ駆除には複数の工法があり、それぞれ特徴や効果、適用条件が異なります。効果的な対策を行うためには、建物の構造や被害状況に合わせた最適な工法を選ぶことが重要です。
本記事では、シロアリ駆除工法の特徴や使い分け、シロアリ駆除後の注意点について詳しく解説します。
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代表的なシロアリ駆除方法
バリア工法(薬剤散布・注入)
バリア工法は、床下や壁、基礎まわりなどに薬剤を散布・注入することでシロアリの侵入や活動を防ぐ方法です。シロアリが薬剤に触れると、死滅したり動きが鈍くなったりするため、即効性があるのがバリア工法の特徴といえるでしょう。 主に、被害がまだ広がっていない段階での予防処理や、発生後の被害拡大の防止として使われることが多い工法です。具体的な施工方法としては、床下全体への薬剤散布、基礎や地面への薬剤注入、木材部分への塗布などがあります。使われる薬剤には、ピレスロイド系・ネオニコチノイド系・フェニルピラゾール系などがあり、薬剤の種類によって効果の持続性や浸透力が異なります。
また、最近では人体や環境への影響が少ないタイプの薬剤も増えてきています。
ベイト工法(巣ごと退治)
ベイト工法は、シロアリの「餌を巣に持ち帰る習性」を利用して、巣ごと根絶する方法です。シロアリが好む毒餌(ベイト剤)を住宅の周囲などに設置します。 シロアリがこのベイト剤を巣に運ぶことで、成分が巣の全体に広がり、最終的に女王アリを含む巣全体を死滅させることができます。
ベイト工法のメリットとして、薬剤の使用量が少なくて済むことと、再発のリスクを根本から減らせることが挙げられるでしょう。 また、床下に入れない場所でも設置が可能なため、さまざまな住宅に対応しやすいのも特徴です。
建物の構造・被害範囲によって工法を使い分ける
どの工法が適しているかは、住宅の構造や被害の進行具合によって異なります。たとえば、木造住宅で床下空間がしっかり確保されている場合は、バリア工法での床下処理が一般的です。もし被害が広い範囲に及んでいるようであれば、即効性のあるバリア工法と、再発防止に強いベイト工法を併用することもあります。
一方で、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションや住宅では、床下の高さが限られていたり、点検口がなかったりするケースもあります。そういった場合には、被害箇所を絞ったスポット処理や、ベイト工法の活用が効果的です。
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バリアとベイト各工法の特徴と使い分け方
ここでは、どの工法を選ぶべきか、その判断基準となる特徴や使い分け方について詳しく解説します。
一方、ベイト工法は効果が現れるまでに時間がかかりますが、巣そのものを根絶するため、長期的な視点では再発リスクを低減できます。
ベイト工法は比較的場所を選ばず設置できますが、住宅の周囲のスペースや環境により、施工が難しくなることがあります。
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1. 即効性重視か、長期的な効果か
バリア工法は薬剤を直接散布するため、シロアリの活動を即座に抑制する効果があります。すでに被害が顕著な場合や、早急に対策を講じたい場合に適しています。効果持続期間は使用する薬剤によって異なりますが、一般的には5年程度とされています。一方、ベイト工法は効果が現れるまでに時間がかかりますが、巣そのものを根絶するため、長期的な視点では再発リスクを低減できます。
2. 施工場所の条件による制限
バリア工法は床下空間への立ち入りが必要となるため、床下の高さが不足している場合や、点検口がない場合には施工が難しくなることがあります。また、妊婦や乳幼児、高齢の方がいる家庭やペットを飼っている家庭では、特別な配慮が必要です。ベイト工法は比較的場所を選ばず設置できますが、住宅の周囲のスペースや環境により、施工が難しくなることがあります。
3. 予防・駆除のタイミング
シロアリ対策のタイミングは気になった今です。シロアリかもといった兆候の有無にかかわらず、予防も必要な対策です。また、リフォームのタイミングはシロアリ対策の絶好の機会です。床や壁を解体する際に、隠れた被害を発見し、適切な処理を行うことができます。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
シロアリ駆除後に注意したいポイント
シロアリ駆除後も油断は禁物です。再発を防ぐための継続的な管理が欠かせません。
庭の管理も重要です。家の周囲に木材や段ボールなどのセルロース系の物を放置すると、シロアリの餌場となり、住宅への侵入リスクが高まります。また、水まわりの漏水や排水不良も、シロアリを引き寄せる原因となります。
保証を有効に活用するためには、保証書の内容をしっかり確認し、定められたアフターチェックや定期点検を受けることが重要です。点検時に早期に再発の兆候を発見できれば、被害が拡大する前に対処することができます。
専門業者による定期点検では、床下の状態、木部の健全性、湿気の状況などを総合的にチェックします。特に、梅雨時や台風シーズン後など、シロアリが活発になりやすい時期の前後に点検を依頼すると効果的です。
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再侵入を防ぐための管理(床下・庭・水まわり)
シロアリは湿気を好むため、住宅の湿気対策が再発防止の基本となります。床下の換気を良くし、湿度を下げることが重要です。換気口が塞がれていないか、定期的に確認しましょう。庭の管理も重要です。家の周囲に木材や段ボールなどのセルロース系の物を放置すると、シロアリの餌場となり、住宅への侵入リスクが高まります。また、水まわりの漏水や排水不良も、シロアリを引き寄せる原因となります。
保証制度やアフターチェックの重要性
多くのシロアリ駆除業者では、施工後の保証制度を設けています。保証期間は工法や業者によって異なりますが、一般的には5年程度が多いようです。この保証期間内に再発した場合、無料で再施工を受けられるケースがほとんどです。保証を有効に活用するためには、保証書の内容をしっかり確認し、定められたアフターチェックや定期点検を受けることが重要です。点検時に早期に再発の兆候を発見できれば、被害が拡大する前に対処することができます。
プロの定期点検も活用しよう
自己点検だけでは発見しにくい箇所や、専門的な知識を要する異変もあります。定期的にプロの目で住宅を点検してもらうことで、シロアリ被害の早期発見につながるでしょう。専門業者による定期点検では、床下の状態、木部の健全性、湿気の状況などを総合的にチェックします。特に、梅雨時や台風シーズン後など、シロアリが活発になりやすい時期の前後に点検を依頼すると効果的です。
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まとめ
シロアリ駆除には即効性のあるバリア工法(薬剤散布・注入)と根本的に巣を退治するベイト工法があり、それぞれ特徴や適用条件が異なります。建物の構造や被害状況、緊急性などに応じて適切な工法を選択するようにしましょう。また、駆除後も湿気対策や定期点検などの継続的な管理も大切です。
シロアリ被害は早期発見・早期対策が重要です。三共消毒では、お客様のご状況に合わせた最適なシロアリ対策をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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