シロアリに強い木材とは?ヒノキ・ヒバ・スギの特徴と「使えば安心」が危険な理由を解説!
「ヒノキやヒバを使えばシロアリ対策はバッチリ」と思っていませんか。確かにこれらの木材にはシロアリが嫌う成分が含まれており、食べられにくい傾向があります。
しかし「食べられない木材は存在しない」というのが専門家の見解です。
本記事ではシロアリに強い木材の種類とその限界、そして必要な追加対策を解説します。
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シロアリに強いとされる主な木材
シロアリは基本的にどんな木材でも食べますが、種類によって食べにくさに差があります。シロアリが嫌う天然成分を含む木材は被害リスクを下げる効果があり、古くから住宅の構造材として重宝されてきました。
ヒノキチオールは防虫・抗菌・防腐のいずれの効果も持つ優れた天然成分で、防虫剤やシロアリ駆除剤にも活用されています。 その耐久性の高さは、歴史的建造物にも見られます。岩手県の中尊寺金色堂には青森ヒバが使用されており、約800年を経てもなお再利用できる状態が確認されています。土台や柱など特にシロアリ被害を受けやすい部位への使用に適した木材です。
ただし同じヒバでも産地によってヒノキチオールの含有量が異なります。青森ヒバは含有量が多く特に耐蟻性が高いとされており、ヒバを選ぶ際は産地まで確認することをおすすめします。
さらに、耐久性の高さも大きな特徴です。法隆寺などの世界最古の木造建築にも使用されています。硬くて緻密な木質はシロアリが食べにくく、含水率が低くなりやすい性質も相まって耐蟻性の高さを支えています。ただし一般的にヒノキよりヒバのほうがヒノキチオールの含有量が多く、耐蟻性はヒバに次ぐ位置づけです。
産地によって耐蟻性に差があることも知られており、京都大学の研究では木曽ヒノキ(長野・福島産)が特にシロアリに食害されにくいことが確認されています。
軽くて加工しやすく入手しやすいため、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。ただし耐蟻性はヒバ・ヒノキより低いため、特にシロアリ被害が発生しやすい土台部分にはより耐蟻性の高い木材を選ぶことが望ましいといえます。
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ヒバ(耐蟻性最強)
国産木材の中でシロアリへの耐性が最も高いとされているのがヒバです。ヒバには「ヒノキチオール」と呼ばれるテルペン系の精油成分が豊富に含まれており、この成分がシロアリに対する強い忌避効果を発揮します。ヒノキチオールは防虫・抗菌・防腐のいずれの効果も持つ優れた天然成分で、防虫剤やシロアリ駆除剤にも活用されています。 その耐久性の高さは、歴史的建造物にも見られます。岩手県の中尊寺金色堂には青森ヒバが使用されており、約800年を経てもなお再利用できる状態が確認されています。土台や柱など特にシロアリ被害を受けやすい部位への使用に適した木材です。
ただし同じヒバでも産地によってヒノキチオールの含有量が異なります。青森ヒバは含有量が多く特に耐蟻性が高いとされており、ヒバを選ぶ際は産地まで確認することをおすすめします。
ヒノキ
ヒノキは日本を代表する高級建築材であり、シロアリに強い木材としても広く知られています。独特の良い香りの成分である「αカジノール」や「ヒノキチオール」が防虫・抗菌効果を持ち、シロアリに対する忌避効果を発揮します。さらに、耐久性の高さも大きな特徴です。法隆寺などの世界最古の木造建築にも使用されています。硬くて緻密な木質はシロアリが食べにくく、含水率が低くなりやすい性質も相まって耐蟻性の高さを支えています。ただし一般的にヒノキよりヒバのほうがヒノキチオールの含有量が多く、耐蟻性はヒバに次ぐ位置づけです。
産地によって耐蟻性に差があることも知られており、京都大学の研究では木曽ヒノキ(長野・福島産)が特にシロアリに食害されにくいことが確認されています。
スギ
スギは日本で最も広く流通する建築材であり、柱・天井・床材など住宅のあらゆる部位に使用されています。ヒバやヒノキと比べると耐蟻性は劣りますが、心材部分には防虫効果を持つ精油成分が含まれており、シロアリに強い木材のひとつとして位置づけられています。軽くて加工しやすく入手しやすいため、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。ただし耐蟻性はヒバ・ヒノキより低いため、特にシロアリ被害が発生しやすい土台部分にはより耐蟻性の高い木材を選ぶことが望ましいといえます。
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「ヒノキを使えば安心」が危険な理由
シロアリに強いとされる木材を使えば安心と思いがちですが、それだけに頼ることには大きなリスクが伴います。「シロアリに強い木材=シロアリ対策は完璧」という思い込みが、被害を招く原因になることがあります。
住宅に使用される木材には心材だけでなく辺材も含まれており、辺材部分はシロアリの食害を受けやすい状態にあります。「ヒノキの家だから大丈夫」と思っていても、実際には被害を受けやすい部分が随所に存在しているのです。
つまり「シロアリに強い木材を使ったから将来にわたって安心」ということにはなりません。新築時の耐蟻性を過信せず、経年変化を見越した定期的な対策が必要です。
実際に住宅ではヒバ・ヒノキ以外にも様々な木材が使われており、シロアリはまず食べやすい木材から食べ進んでいきます。ヒバやヒノキを使っているから被害を受けないのではなく、被害を受けるまでに時間がかかるという程度の差があるにすぎません。
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耐蟻成分は心材部分にしか含まれず辺材には効果がない
ヒバやヒノキの耐蟻成分(ヒノキチオールなどの精油成分)は、木材の中心部にある「心材」部分にのみ含まれています。木材の外側にあたる「辺材」部分には耐蟻成分がほとんど含まれておらず、シロアリに対する耐性はほぼありません。住宅に使用される木材には心材だけでなく辺材も含まれており、辺材部分はシロアリの食害を受けやすい状態にあります。「ヒノキの家だから大丈夫」と思っていても、実際には被害を受けやすい部分が随所に存在しているのです。
経年とともに精油成分は抜けていく
ヒバやヒノキが持つ耐蟻性の源である精油成分は、時間の経過とともに木材から揮発して減少していきます。建築直後は十分な防蟻効果を持っていた木材も、数十年が経過すると精油成分が抜けてシロアリに食べられやすい状態になっていきます。つまり「シロアリに強い木材を使ったから将来にわたって安心」ということにはなりません。新築時の耐蟻性を過信せず、経年変化を見越した定期的な対策が必要です。
ヒバしかなければシロアリはヒバも食べる
シロアリはヒバやヒノキを「嫌いだから絶対に食べない」のではなく、「他に食べやすい木材があればそちらを優先する」というだけです。周囲に好みの木材がなくなれば、ヒバであっても構わず食害します。実際に住宅ではヒバ・ヒノキ以外にも様々な木材が使われており、シロアリはまず食べやすい木材から食べ進んでいきます。ヒバやヒノキを使っているから被害を受けないのではなく、被害を受けるまでに時間がかかるという程度の差があるにすぎません。
アメリカカンザイシロアリはスギやヒノキを好む傾向がある
国内で近年被害が拡大しているアメリカカンザイシロアリは、国内の在来種(ヤマトシロアリ・イエシロアリ)とは食性の傾向が異なります。在来種が嫌うスギやヒノキをアメリカカンザイシロアリは比較的好んで食害するという調査結果もあり、「スギやヒノキだから安心」という考えが通用しないケースも出てきています。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
木材種別の耐蟻性の目安
木材の種類ごとの耐蟻性の強さには明確な差があります。木材選びの際の参考にしてください。
また同じ樹種でも産地によって精油成分の含有量が異なるため耐蟻性に差が出ます。青森ヒバや木曽ヒノキは特に耐蟻性が高いことで知られています。
マツ系以外にも、湿気を含んで腐朽が進んだ木材はどんな樹種であってもシロアリに食べられやすくなります。木材の種類だけでなく湿気管理も耐蟻性に大きく影響します。
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強い:ヒバ > ヒノキ > スギ の順
国産の構造材の中では耐蟻性の強さはおおむねヒバ>ヒノキ>スギの順とされています。特に土台など地面に近く湿気の影響を受けやすい部位には、できるだけ耐蟻性の高いヒバやヒノキを使用することが望ましいとされてきました。また同じ樹種でも産地によって精油成分の含有量が異なるため耐蟻性に差が出ます。青森ヒバや木曽ヒノキは特に耐蟻性が高いことで知られています。
弱い:アカマツ・クロマツ・ベイマツなどは特に被害を受けやすい
シロアリが特に好む木材はアカマツ・クロマツ・ベイマツなど柔らかくて含水率が高くなりやすいマツ系の木材です。これらはシロアリの食害を受けやすく、かつて住宅の土台に多用されていたベイマツは深刻な被害事例が多数報告されています。マツ系以外にも、湿気を含んで腐朽が進んだ木材はどんな樹種であってもシロアリに食べられやすくなります。木材の種類だけでなく湿気管理も耐蟻性に大きく影響します。
産地によっても強さが異なる
同じ樹種であっても産地や育った環境によって精油成分の含有量が異なるため、耐蟻性にばらつきがあります。一般的に寒冷地で育った木材は年輪が詰まって密度が高く、精油成分も多い傾向があるとされています。木材を選ぶ際は樹種だけでなく産地も確認できると、より適切な選択ができます。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
木材選びだけでは不十分
シロアリに強い木材を使うことはリスク低減につながりますが、それだけで十分な対策にはなりません。木材選びと合わせて以下の対策を継続することが、住宅を長期にわたって守るために不可欠です。
ただしヒバやヒノキを使用しているからといって薬剤処理を省略することは推奨されません。木材の耐蟻性と薬剤処理を組み合わせることで、より高い防蟻効果が得られます。
またベイト工法によるモニタリング管理を取り入れることで、シロアリの活動状況を継続的に把握できます。ベイト工法は床下への薬剤散布が不要なため、ご家族やペットへの影響を気にせず長期的な管理体制を維持できる点でも優れています。
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土壌・木部への防蟻薬剤処理
新築時や防蟻施工時に行われる薬剤処理は、床下の土壌や木部にシロアリが嫌う薬剤を散布・注入するものです。薬剤の効果期間は最大5年程度が目安とされており、効果が切れる前に再施工することで継続的な防蟻効果が期待できます。ただしヒバやヒノキを使用しているからといって薬剤処理を省略することは推奨されません。木材の耐蟻性と薬剤処理を組み合わせることで、より高い防蟻効果が得られます。
定期的な床下点検とベイト工法によるモニタリング管理
どんなに耐蟻性の高い木材を使っていても、定期的な点検なしには被害の見落としにつながります。年1回の床下点検を継続し、早期発見に努めることが重要です。またベイト工法によるモニタリング管理を取り入れることで、シロアリの活動状況を継続的に把握できます。ベイト工法は床下への薬剤散布が不要なため、ご家族やペットへの影響を気にせず長期的な管理体制を維持できる点でも優れています。
湿気対策と床下換気の確保
木材の耐蟻性を長く保つためには、木材を乾燥した状態に維持することが重要です。湿気を含んで含水率が上がった木材はどんな樹種でもシロアリの食害を受けやすくなります。床下換気口を塞がない・水漏れを速やかに修繕する・床下の通気を確保するといった湿気対策が、木材の耐蟻性を最大限に引き出すための土台となります。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
まとめ
ヒノキやヒバなどシロアリに強い木材を使うことはリスク軽減につながりますが、それだけで完全な対策にはなりません。どんな木材を使った住宅でも定期的な点検と防蟻処理が必要です。新築・リフォームを機に「木材選び+防蟻施工」の組み合わせを検討しましょう。
三共消毒では、住宅の状況に合わせたシロアリ調査・防除施工を行っており、新築・リフォーム後の予防対策にも対応しています。「シロアリに強い木材を使っているから大丈夫」と思っていても、一度専門家による点検を受けておくと安心です。住まいのシロアリ対策についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
三共消毒では、住宅の状況に合わせたシロアリ調査・防除施工を行っており、新築・リフォーム後の予防対策にも対応しています。「シロアリに強い木材を使っているから大丈夫」と思っていても、一度専門家による点検を受けておくと安心です。住まいのシロアリ対策についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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