シロアリの生息地はどこ?種類ごとの分布と自宅のリスクを解説
日本で住宅に被害を与えるシロアリは、種類によって生息する地域が異なります。自宅がどのシロアリの生息域にあるのかを知ることは、被害のリスクを把握する大切な第一歩です。近年は温暖化や流通の影響で分布が広がっているともいわれ、これまで生息が確認されていない地域でも油断はできません。
この記事では、日本の主なシロアリの分布と生息地ごとの被害リスク、そして確認しておきたいポイントを解説します。
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日本の主なシロアリと生息地
日本で住宅に被害を与えるシロアリは、主に3種類です。それぞれ生息する地域や被害の特徴が異なるため、順に見ていきましょう。
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ヤマトシロアリ(北海道の一部を除き全国に分布)
ヤマトシロアリは、日本で最も広く分布している在来種です。北海道の一部を除き、ほぼ全国で被害が確認されています。湿った木材を好み、床下や水回りなど湿気の多い場所を中心に食害するのが特徴です。寒さに比較的強く、土の中や木材の中に分散して生息します。加害のスピードはイエシロアリほど速くないものの、分布が広いぶん、多くの住宅にとって身近なリスクといえる種類です。イエシロアリ(温暖な沿岸部を中心に分布・加害が大きい)
イエシロアリは、温暖な地域を好むシロアリで、主に関東以西の沿岸部や西日本を中心に分布しています。寒さに弱いため寒冷地ではあまり見られませんが、生息する地域では被害が大きくなりやすい点に注意が必要です。 巣の個体数が多く活動も活発で、加害スピードが速いため、短期間で広範囲を食害します。水を運ぶ能力が高く、2階や天井裏など高い位置まで被害が及ぶこともある、警戒すべき種類です。アメリカカンザイシロアリ(外来種・各地で点在)
アメリカカンザイシロアリは、海外から持ち込まれた外来種のシロアリです。輸入された家具や木材などとともに国内に入り込み、現在では各地で点在するように被害が確認されています。 最大の特徴は、土壌と接していない乾いた木材だけで生活できる点です。地下シロアリと言われるヤマトシロアリやイエシロアリが地中の巣から木材へ通うのに対し、この種は木材の中に直接巣をつくるため、家具や建具など建物のあらゆる木部が被害を受ける可能性があります。 砂粒のような特徴的な糞を出すのも、見分けるポイントの一つです。巣が分散しやすく駆除が難しい種類のため、地域を問わず注意が必要とされています。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
シロアリの生息地が広がっている背景
近年、シロアリの分布はじわじわと広がっているといわれます。その背景にある要因を見ていきましょう。
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温暖化による分布の北上
シロアリの分布が広がっている要因の一つが、気候の温暖化です。シロアリは暖かい環境を好むため、気温の上昇にともなって、これまで被害が少なかった地域でも生息・活動しやすくなっていると指摘されています。 特に温暖な地域を好むイエシロアリは、生息域が少しずつ北へ広がっている可能性があります。これまで寒い地域だから大丈夫とされてきたエリアでも、今後は油断できなくなるかもしれません。地域の気候だけを根拠に安心するのは禁物といえます。 近年の傾向も踏まえて、早めに備えておくことが大切です。建材や家具の流通による拡散
人やモノの移動が活発になったことも、シロアリの分布拡大に影響しています。特に外来種のアメリカカンザイシロアリは、被害を受けた木材や家具が運ばれることで、本来の生息地から離れた場所へと持ち込まれてしまいます。 中古家具や輸入木材などにまぎれて移動するため、これまで被害のなかった地域に突然出現することもあります。流通を通じた拡散は地理的な条件と関係なく起こるため、どの地域でも起こり得るリスクとして知っておく必要があります。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
自宅の生息リスクを確認するポイント
自宅にどの程度シロアリのリスクがあるかは、いくつかの観点から確認できます。チェックしておきたいポイントを紹介します。
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地域の分布と住宅の立地(湿気・日当たり)
まず確認したいのが、自宅のある地域でどのシロアリが多いか、そして住宅の立地条件です。温暖な沿岸部であればイエシロアリ、それ以外の多くの地域ではヤマトシロアリが主なリスクとなります。 加えて、川や水田が近い、土地が低く湿気がこもりやすい、日当たりや風通しが悪いといった条件は、シロアリにとって好ましい環境です。こうした立地の住宅は、そうでない住宅よりもリスクが高まる傾向があります。自宅の周辺環境を一度確認してみるとよいでしょう。羽アリの飛ぶ時期で種類を見分ける
シロアリの種類は、羽アリが飛び立つ時期からある程度見分けられます。ヤマトシロアリの羽アリは春から初夏の日中に、イエシロアリは初夏から夏の夕方から夜にかけて群飛する傾向があります。自宅やその周辺で羽アリを見かけた時期や時間帯は、種類を推測する手がかりになるでしょう。 ただし、羽アリが飛んでいる、または飛んでいたということは、近くに成熟した巣が存在するサインでもあります。種類の見分けだけで終わらせず、見かけた場合は早めに点検を検討することが大切です。生息地にかかわらず予防と点検が重要
シロアリ対策で重要なのは、地域や種類にかかわらず予防と点検を継続することです。分布が広がっている今、地域のリスクだけを根拠に安心することはできません。シロアリ被害は早期に発見できれば、被害も対処の負担も小さく抑えられます。そのためには、数年に一度ではなく、定期的に専門業者の点検を受けることが効果的です。 あわせて、エサで侵入を監視するベイト工法のような継続管理型の対策を取り入れておけば、万が一の際も巣の早期発見や駆除に役立ちます。地域リスクを過信せず、生息地にかかわらず備えておくという意識が、住まいを長く守ることにつながります。>> 三共消毒のシロアリ駆除サービスはこちら
シロアリの生息地に関するよくある質問
Q1. 寒い地域に住んでいればシロアリの心配はない?
A1. 油断はできません。在来種のヤマトシロアリは北海道の一部を除きほぼ全国に分布しています。さらに温暖化の影響で、温暖な地域を好むイエシロアリの生息域も北へ広がりつつあるといわれ、地域の気候だけを根拠に安心するのは禁物です。
Q2. 自宅がシロアリの被害に遭いやすいか確認する方法は?
A2. 地域の分布と住宅の立地が手がかりになります。温暖な沿岸部ならイエシロアリ、それ以外の多くの地域ではヤマトシロアリが主なリスクです。加えて、川や水田が近い、土地が低く湿気がこもりやすい、日当たりや風通しが悪いといった条件があると、リスクは高まる傾向があります。
Q3. 外来種のアメリカカンザイシロアリはどの地域でも出る?
A3. 出る可能性はあります。この種は被害を受けた家具や木材とともに運ばれて広がるため、流通を通じて本来の生息地から離れた場所にも持ち込まれます。中古家具や輸入木材にまぎれて突然出現することもあり、地域を問わず注意が必要です。
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まとめ
シロアリは種類ごとに生息地が異なりますが、温暖化や建材・家具の流通によって、その分布も少しずつ広がっています。
自宅のある地域とリスクを知ったうえで、生息地にかかわらず定期的な点検と予防を続けることが、住まいを長く守る基本になります。
生息地域は1つの目安として考え、少しでも気になることがあれば、早めに専門業者の無料調査で確認しておきましょう。
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