ねずみの生態
主に被害をもたらす代表的なねずみは「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
それぞれの特徴をご紹介します。
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クマネズミ
体長:15~20cm
外見:尾が体より長い。耳が大きい。
行動:立体的。木登りが得意。
発生場所:天井裏、壁の中、厨房(台所)ほか。
性格が臆病で警戒心が強く、人前にあまり姿を現しません。
垂直的に行動することが得意で、高い運動能力と学習能力を持っています。 -
ドブネズミ
体長:20~26cm
外見:尾が体より短い。耳が小さい。
行動:平面的。泳ぎが得意。
発生場所:床下、地下街、厨房(台所)ほか。
性格が荒く人を恐れないこともあり、この種のネズミに咬まれる恐れがあります。
名前の通り、ドブや下水などの湿地を好みます。
平面的に行動することが多く高い部分ではあまり見られません。 -
ハツカネズミ
体長:6~9cm
外見:小型。
行動:潜行的。穀物を好む。
発生場所:物置、納屋、天井裏、厨房(台所)ほか。
性格が穏やかで人前に姿を現します。
行動範囲が前2種に比べて広くないため、
倉庫などの限られたスペースの中に営巣します。
ねずみの繁殖
ねずみは妊娠してから約20日で出産します。ねずみによっては出産後すぐに妊娠するものもありますが、平均的には年間5~6回だと言われています。また種類にもよりますが、1回の妊娠で6~7匹の子供を産みます。つまり、一匹のネズミが年間で、平均約30~42匹もの子供を産むという計算になります。まさに“ねずみ算”のごとく繁殖していきます。
ねずみの被害
経済被害
ねずみは何でもかじる習性があります!
- ・電気配線への被害によるショート、停電、火災
- ・食品・加工品・梱包材への食害、咬害
- ・配管パイプほか建物設備への被害(⇒修繕費の発生)
お客様の目に触れる事が最大の被害です!
- ・商品陳列棚およびその周辺への糞(フン)の散乱!
- ・ねずみの出没による店舗(施設)のイメージダウン!
健康被害
- ・ねずみの体にはイエダニ・ノミなどが多く寄生しており、人への吸血に発展します。
- ・ねずみは食中毒の主原因である病原菌を媒介します。
- ・寝たきりのお年寄りや赤ちゃんがねずみに咬まれる事故が多発しております。
感覚被害
- 【鼻/嗅ぐ】ねずみの死骸腐乱における悪臭
- 【耳/聞く】天井裏などの夜間の騒音による安眠妨害
- 【目/見る】ねずみの発生における不快感
- 【心/悩む】建物内に侵入してくるかもという恐怖感