ダニ駆除(生体と被害例)
ダニの生態
ダニには多くの種類があり、その中にも人を刺す種類・刺さない種類でも分類ができます。それぞれの種類、特徴をご紹介します。
刺すダニの種類
ツメダニ類
- 科目
- 前気門亜目 ツメダニ科
- 体長
- 0.2~1.0mm
- 体色
- 乳白色~淡褐色
- 主な発生場所
- 室内塵・畳・ジュウタン
イエダニ
- 科目
- 中気門亜目 オオサシダニ科
- 体長
- 0.6~1.0mm
- 体色
- 淡褐色だが吸血後、赤~黒色になる
- 主な発生場所
- ねずみ またはその巣
トリサシダニ
- 科目
- 中気門亜目 ワクモ科
- 体長
- 0.6~0.8mm
- 体色
- 白褐色だが吸血後、赤~黒色になる
- 主な発生場所
- スズメなどの野鳥に寄生
刺さないダニの種類
ヒョウヒダニ類
- 科目
- 無気門亜目 チリダニ科
- 体長
- 0.2~0.5mm
- 体色
- 乳白色
- 主な発生場所
- カビ・食品クズ・哺乳類の毛やフケ
イエササラダニ
- 科目
- 隠気門亜目 イエササラダニ科
- 体長
- 0.2~0.3mm
- 体色
- 灰白色~黄褐色
- 主な発生場所
- 畳や室内塵、部屋隅など陰になる所
タカラダニ
- 科目
- 前気門亜目 タカラダニ科
- 体長
- 0.5~1.0mm
- 体色
- 赤色
- 主な発生場所
- ビル屋上や壁面のコンクリート
ダニの繁殖条件
ダニはいたるところにいますが、下記の3条件が揃うとダニは大量に繁殖を始めます。
- エサがある
- ダニは高温多湿を好むため、従来では夏場がダニの繁殖シーズンでしたが、最近では高気密、高断熱の住宅が多くなった環境の変化により、冬場でもダニが繁殖するケースが多くなっています。
- 高温多湿である
- ダニのエサには様々なものがありますが、人のアカ、フケ、ホコリなどを食べています。
そのほかにも、人や動物の血を吸うものやカビや他のダニをエサとしているダニもいます。
- 隠れる場所がある
- ダニはいたる所にいますが、温度と湿度のある夏場の押入れは要注意です。
冬布団をフケやホコリが付いたままで押入れにしまうと、夏の間にダニが大量に繁殖して、冬に布団を出す時にアレルゲンの元となる死んだダニの死骸やフンが多量にまき散らかされる事になります。
冬布団を押入れにしまう時は、良く乾燥させて掃除機をかけるように心がけましょう。
ダニの被害
- ダニの主な健康被害
- 昔の日本の家は隙間が多く、冬には寒さと乾燥でかなりのダニが死滅していました。
しかし今日では、気密性の高い家で、部屋を暖かくし、風邪ウイルス予防などに加湿器を使っている。人間にとって良好な環境がダニにとっても天国なのです。
ダニによって刺された腕
アトピー性皮膚炎
被害の起こる部位や症状が人によってさまざまですが、例えば、鼻炎(鼻)・喘息(気管支)・アトピー性皮膚炎(皮膚)・結膜炎(眼)などの症状として現れてきます。
また、ダニに刺されると一週間ほど痒みが続き、あとがしばらく残ります。
刺される部位は、ひざから股・腕のやわらかいところ・脇の下・首から胸などです。
施工内容